2018年センター試験

高校3年生はセンター試験を戦い抜いて、いよいよ私立大学・国公立大学への入試と向かっていきます。これからが本番です。
今回のセンター試験では、「ムーミン」がしばしば話題になっていますが、それよりも私が重要視したいものは「国語」です。特に現代文に関しては、「文章を読んで、それに答える」といういわゆる「一般的」な問題形式で行われてきました。しかし、今回のセンター試験、特に大問1(評論文)の問3に注目すると、まさに「大学入学共通テスト」の形式を意識した問題構成になっています。「文章を読んで、議論をした中で、それに答える」という形式になっています。さらにこの問題は、図を見ながらの議論をしており、「大学入学共通テスト」でも重点が置かれる「様々な資料を通して考える力」を問われているように感じます。
現行の形式によるセンター試験はあと2回あります。今後も国語だけでなく、英語・数学などでもこのような形式の問題が出題されることが予想されます。つまり、「あと2年あるし、とりあえず今まで通り勉強するか」というような甘い考えが通用しない、ということです。高校1、2年生も「大学入学共通テスト」を意識した取り組みを行っていかなければなりません。
我々も、このことを意識して指導していきたい、そのように感じたセンター試験でした。
佐藤