公立高校入試のしくみ②

【内申点】について

 

公立高校入試では【内申点】も合否判断の材料になります。

 

内申点は、学校通知表の5段階評価の数字の合計です。含まれるのは中1から中3までの各学年、すべての教科の成績です。

つまり…

 

段階評価 × 教科 × 学年 = 135点満点 です。

 

3年間全教科オール5135オール4108オール381という計算になります。

 

通知表には前期と後期とは別に「学年」という欄がありますよね。ここの数字がその学年の評定値になります。(中3生は前期の評定とは別に、第三回定期試験の結果等を踏まえて「学年」の評定が付けられます。)

 

中1中2の評定も技能教科の評定も、すべて高校に送られるのです。毎回の試験や提出物をおろそかにするわけにはいかない理由がここにあります。

 

 

【加点】について

 

【内申点】は通知表に記載された5段階の数字です。【加点】とは、各高校が定めた基準に基づいて、通知表の数字とは別にさらに点数を与えますよ、というものです。たとえば部活動で県大会まで勝ち進んだから〇点、生徒会長を務めたから〇点、英検準2級を獲得したから〇点、などです。

 

加点の上限が50点と定められているため、むやみな加点による逆転現象は起こりにくくなったと言えます。