新しい公立高校入試⑦

二段階選抜について

 

合否判定の方法として、二段階選抜を採る高校があります。第一学区では幕張総合高校若松高校の2校です。

 

それぞれの高校について見てみましょう。

 

幕張総合高校

 ①まず、受検者を次の配点で順位付けし、定員の80%を合格させます。

   学力検査  内申点 加点  面接 自己表現  

   500    135   10    20  30 

 

②次に、残りの受験者を次の配点で順位付けし、定員の残り20%を合格させます。

   学力検査  内申点 加点  面接 自己表現  

   500    135   50    60  90 

 

幕張総合は定員が680名ですから、まず①の配点で上位544名が合格し、次に②の配点で残りの受験者の上位136名が合格することになります。

 

さらにまとめると、

 

①では 学力500/調査書145/学校検査50

②では 学力500/調査書195/学校検査150

 

という比重で評価されます。つまり、②のほうが調査書や部活動の実績をより重視した配点になっていることが分かります。

 

②は、受験者の部活動の成績等を重視してきた、同校の従来の前期選抜の流れを汲んだものと言えるでしょう。

 

 

■若松高校

①まず、受検者を次の配点で順位付けし、定員の80%を合格させます。

   学力検査  内申点 加点 自己表現   

    500   135   20    30  

 

②次に、残りの受験者を次の配点で順位付けし、定員の残り20%を合格させます。

   学力検査  内申点 加点 自己表現   

    500   135   20    90

 

幕張総合ほど極端ではありませんが、②では自己表現の配点が3倍になっています。やはり②のほうが部活動の実績をより重視されると言えます。