アメリカ大統領選

トランプ対バイデン。史上最高の投票率となった選挙の行方は、いまだ揺蕩(たゆた)っているようですが…

 

日本の総理大臣は国会議員から選ばれますが、アメリカの大統領は国民が直接選挙で選びます。

 

アメリカは二大政党制。今回は共和党からトランプ、民主党からバイデンが候補者として出馬しました。ただし、選挙のやり方はちょっと複雑です。各候補は、全国の投票数ではなく、州ごとに割り当てられた「選挙人」を取り合います。

 

たとえばフロリダ州に割り当てられた選挙人は29人。ここでトランプに投票した人のほうが多ければ、その29人をトランプが獲得します。投票数に大差がついても拮抗してても、勝ったほうが29人総取りです。

 

選挙人はぜんぶで538人。各州に人口に応じた数が割り当てられます。最も多いのはカリフォルニア州の55人。次いでテキサス38人、ニューヨーク・フロリダ28人、…過半数270人の選挙人を獲得したら「当選」です。

 

赤と青に塗り分けられた地図は、州ごとにどちらの候補者が勝ったかを表します。2日経ってもまだ票を数えてたり、集計やめろとデモが広がるなど民主主義国家らしからぬ状態が続いていますが、その結果やいかに。

ニシダ