一橋大の英語②

大学入試の英単語、何を使って覚えればいいのか。

 

やはり市販の英単語集を用いるのが一番良いでしょう。今は似たような単語集がありすぎて、どれを買えばいいのか迷います。

 

タイプ別に3冊の代表的な単語集を挙げてみます。

 

ターゲット1900」(旺文社)

システム英単語」(駿台文庫)

速読英単語」(Z会出版)

 

面白い作りなのは「速読英単語」。見開き2ページに入試長文、その中で使われている重要語句が次の見開き2ページに掲載されてます。つまり、文章を読んで出てきた単語を覚えていきましょうというもの。言語学習の観点からするとこの覚えかたは理想的ですが、これだと見開きに掲載される語の品詞がバラバラになってしまい、単語集としては使いにくい気がします。

 

オーソドックスに品詞別、重要度別に単語が並ぶのが「ターゲット1900」。一つの単語にできる限り少ない意味を対応させることで、暗記しやすくしてあります。例文も付いてます。これ一冊を覚えておけば、じゅうぶん戦えます。国立二次の過去問を解くと、「ここで差がつく」というカテゴリーに収録された語がしっかりと対応していることが実感できます。

 

ちょっとひねった作りなのは「システム英単語」。例文ではなく、フレーズで単語を覚えようというもの。実際は、その単語を使った代表的な言い回しや熟語がいくつか並んでいる、といった感じですかね。教え子だった県千葉生が絶賛していたのが印象深い一冊です。

 

手に取って、あるいは実際に使ってみて、どれが自分に合っているかを決めてもよいでしょう。重要なのは目移りすることなく、これと決めた一冊を完全に覚えることです。一年かけて一周してもしかたがない。何周も暗記を繰り返してください。

 

ニシダ